東京海上日動あんしん生命さんのがん診断R素人レビュー

どうも、ゆるめのミニマリスト&へっぽこSEのアシアです。
昔からお金のことにはシビア(にならざるを得ない生い立ち)でして、昔契約した保険についても定期的に「続けるべきか?」の見直し実施中です。
東京海上日動あんしん生命さんのメディカルKit Rがん診断Rを契約していたんですが、メディカルKit Rは解約して、がん診断Rを残したのでそのへんのお話です。

あとちょっと前に、個人年金保険も契約して、速攻解約するというアホなことしました。

で、結論から言うと、

  • 損はしないが得もしないので備えとしてはめっちゃ微妙
  • がん家系なら契約してもいいんじゃないのレベル
  • 健康還付給付金の受領後はゴミだと思う

です!
なんで残したんだ!って感じですね!

デメリット

若いうちか複数回がんにならないと得をしない

この保険はがんと診断されたら100万円給付です。
私の場合は57歳で累計保険料が100万円超えます。
給付金を受け取ってすぐに解約すれば(100万 – 累計保険料)分はお得になるので、 がんと診断されるのは若ければ若いほどいいですね!
でもがん罹患率って女性の場合とても低くて、85歳超えても20%に満たないんですよね。
男性なら60歳頃から跳ね上がります

が、その頃には累計保険料が100万超えているのでは…。
なので、「若くしてがんに、俺はなる!」なんて信じるには、ちょっと分の悪い賭けだと思います。

健康還付給付金の受領後の内容は微妙(男性ならありかも?)

70歳にこれまで払った累計保険料が戻ってくる、これが健康還付給付金。
で、戻ってきた以降も同じ額で保証を受け取れます。
ただ、前述のとおり女性はがん罹患率自体が低めなので、
「保険料を払い続けて、結局がんと診断されずに生涯を終えた」
とか
「罹患した頃にはもう100万以上保険料支払ってた」
なんてことも起こるわけです。
男性の場合は罹患率がそこそこ高いので、「俺はなる!」って人には良いかも?
でも、定年後にがんになって100万円もらえたからってなんだっつー話やん。
定年までがんにならずに働けるのなら、老後の蓄えをして、それと公的保証で充分だと思うなぁ。

健康還付給付金の価値が低下している可能性が高い

現金や保険のように「額が確定している商品」を持つことは、「現金に投資している」と一緒です。
で、この「現金」ってどんどん価値が下がっているんですよね。
ガリガリ君だって値上げしたじゃん。

ガリガリ君の価値が高くなったというより、現金の価値が下がったからだと思うんだよね。
そもそも日銀がインフレ2%を目指すって言ってるじゃないか。
健康還付給付金は累計保険料なので、つまり契約した時点で額が確定します。
それを云十年後に受け取ってもねぇ…だったら利回り高いインデックス投資でもしてた方がいいんじゃないのかなぁ。

メリット(残した理由)

さて、ボロクソに書いた気がしますが、残した理由です。
これはあくまで「私にとってのメリット」です。

若いうちに診断されとこー★って気持ち

契約するときにFPさんに明るく言ったら、苦笑されましたがね。
祖父母が4人中3人がんで他界しているというのが気になってる。
1人は定年後に罹患していますが、ヘビースモーカーからの咽頭がんなので除外したとしても、他2人は若いうちに他界してるんですよね。
なので累計保険料が100万を超える57歳までに、1回くらいは診断されるんじゃないのって気持ち。

でも、今思うと契約する前に遺伝子検査でもしてから検討しても良かったかもなー
先日近所の焼き鳥屋で知り合った社長さんがやったみたいで、「がんにはなる可能性は低いけど高血圧にはなる」って結果が出たらしい。
自分がどんな病気になるリスクをもっているか知れるっていい時代ですね。

年払い割引と生命保険料控除がある

年払いにするとすこーしだけ安くなるんですが、健康還付給付金はこの年払い割引適用前の額なんですよね。
なので約40年で1.5万円増えて戻ってきます。超絶微妙~!
さらに生命保険料控除対象になるので、年末調整でいくらか還付金が受け取れます。
でも全額ではないです。これまた微妙~!
ちゃんと計算してないけど、たぶん、私の場合、1年の還付金は2,000円前後じゃないか?
というわけで、「評価額はほぼ変わらないし、年1回しか分配金がないけど、元本割れはしないファンド」と思えば、まぁ、微妙だけど、ゴミってほどじゃない。

メディカルアシストが使える

病気やケガの心配がある場合、電話相談ができます。
医療従事者への相談する手段が病院に行くしかないって状態よりは、ちょっとだけ手が出しやすい。
365日24時間対応、通話料無料ってのが嬉しい。
健康すぎて今のところ使ってないけど…。
あと、健康保険組合にもほぼ同じサービスあったわ…
まぁ、今の職場に勤めている必要があるからリスク分散だと思えば…

出口戦略がうまくできる気がしない

デメリットで「利回り高いインデックス投資でもしてた方がいいんじゃない」と書きました。
ので、実際インデックス投資もしています。

ただインデックス投資の場合、老後の出口戦略(ファンドを売却して現金化すること)が必要です。
これがうまくできる気がしないんですよね~
ちょっとずつ少額やポイントで投資のお試しやシミュレーションしてみて思った。
私、リスク許容度があまり高くない。
低くもないんですが、勉強したって買付注文するときはやっぱり不安になる。
そんな私が老後ちゃんと切り崩せるだろうか。
なので、「70歳で必ず健康還付給付金という実入りがある」というのは精神的メリット。
ぶっちゃけ残してる理由の一番はコレです。

2020/1/12追記

って言ってたら楽天証券さんが投信定期売却サービスを開始しましたねー!
しかも定額か定率かまで選べる!
というわけで解決したような気がしなくもないんだけど、まぁ、出口戦略のひとつとして残しておきます。

保険料がさほど高くない

がん診断Rだけなら年払い37,873円。
つまり月額3,200円以下です。
インデックス投資はつみたてNISA枠上限+余剰金を回しているので、それに比べれば回す額も小さいです。
なので、メリットは大きくないけどインデックス投資とは違ったメリットはあるから、じゃあ持っててもいいかという気持ち。

結論

というわけで、

  • 損はしないが得もしないので備えとしてはめっちゃ微妙
  • がん家系なら契約してもいいんじゃないのレベル
  • 健康還付給付金の受領後はゴミだと思う

なのですが、

  • 損はしないし、得も0じゃないので持っていても良いんじゃないの
  • がん家系だから契約してもいいんじゃないの
  • 病院に行くほどじゃない心配事の相談窓口ゲットだぜ
  • 出口戦略の保険(健康還付給付金を受領したら速攻解約する)

で残してるって感じです。
後ろ向き~(*´σー`)
というわけで私のGoogle Keepに作ってある「やることリスト」には、69歳までタスクが積んであります。

あ、FPさん経由で東京海上日動あんしん生命さんに確認したら、

  • 健康還付給付金を受け取るには受給年齢の契約日前日まで解約したらダメ
  • 受給年齢の契約日から1週間以内書類必着で次の年払い額が返ってくる(速攻解約可能)
  • ↑に間に合わなくても解約時に月割計算で払いすぎた保険料は返ってくる

らしいです!意外と優しかった!

2件のコメント

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)