読んだ本の数:3
読んだページ数:496
ナイス数:47
なんで僕に聞くんだろう。 (幻冬舎単行本)の感想
cakesで拝見してから惹かれて読了。誰の問題なのか、そもそも問題なのかの切り分けがとてもお上手で、ちょっと悩みが出ても、あ~これよく考えたら私の問題じゃないや~って前向きになれそう。それでいて自分から離したいものの揶揄の仕方がクスリと笑えるので読んでて小気味良いです。相談が集まるのもちょっとわかる。チョベリバって久しぶりに触れた表現だなぁ。正義の仮面をかぶった人と感動ポルノの酔っぱらいは無遠慮にビンタしながら生きていきたい。
読了日:01月03日 著者:幡野広志
むかしむかしあるところに、死体がありました。の感想
コンセプトは面白いけれど、どの話も物騒過ぎ、かといって教訓とかが得られるわけでもなく、後半はほぼ読まずに終了しました。1話くらい明るい話も欲しかったなぁ。童話に表現されていない部分で話を作り変えるなら面白いけど、童話と完全に違う部分があるところもあって、中途半端感がいなめない。でもこの手のグリム童話を小学生の頃は読めていたので、読むタイミングが悪かったのかなぁ。
読了日:01月13日 著者:青柳 碧人
出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと (河出文庫)の感想
1章が強い。嫌悪感を煽るようなタイトル、波乱万丈の始まりの予感、「こういうのも出会い系って言うのか」という意外性、出会い系イメージ通りの出会いを経て、それを「なるほど、健康診断のA判定」で済ませる作者の度量。そんな作者の目から見た様々な人との出会い、もう絶対面白いやつじゃんって思ってしまった。いろんな人との出会いを通して自分自身と向き合っているところもすごく魅力的でした。同じ本でも惹かれるポイントは人によって違うし、更にただ発信するだけじゃなくて話し合うイベントがとても楽しそう。
読了日:01月31日 著者:花田菜々子
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