2024年7月の読書メーター

7月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2917
ナイス数:51

なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書)なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書)感想
読書を中心に日本の歴史を振り返るのも興味深いし、後半は「読めなかったら休もう」と言ってくれる優しさもあり、ノイズに触れていこうというのも素敵な考え方。まぁ、正直なところ、ずっと学生生活を1x年続けていたところから全然違う世界に入れば、最初の数年はそりゃ本も読めなくなるよ。ちょっと仕事に慣れてきたときに、読書にいけるかどうかは運次第なところもある。みんなが良い本に出会えますように。
読了日:07月02日 著者:三宅 香帆
人が増えても速くならない ~変化を抱擁せよ~人が増えても速くならない ~変化を抱擁せよ~感想
読みながらいちいち「わかるわー」って遠い目をしながら読んだ。そして長年やってる仕事は、事業側と開発側(自分)が協動の関係が築けている(はずだ)し、予算の関係で小さく長くやる方向にもっていきやすくて、恵まれているなぁ。しかし結論が「あるがままを受け入れて、うまく付き合っていこうぜ」なので、それもとてもとてもわかるんだけど、それしかないのかと軽く絶望もする。絶望しても、諦めず何度でも伝えていく、が結局最短なんだね。
読了日:07月04日 著者:倉貫 義人
【小説15巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員3」【小説15巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員3」感想
久しぶりのルッツ視点だったり、ユーリが出てきたり、昔のギルが垣間見えたり、なによりローゼマインの周囲を家具に例えるシーンが好きで、好きが詰まっていた。
読了日:07月10日 著者:香月美夜
家族に頼らない おひとりさまの終活〜あなたの尊厳を託しませんか家族に頼らない おひとりさまの終活〜あなたの尊厳を託しませんか感想
この手の本は何冊か読んだけど、かなり実用的だった。 ①委任契約、②任意後見契約、③死後事務委任契約を結ぶ。ログイン情報や口座番号がなくても金融機関がわかれば遺言執行人の権限で情報を開示できるので、④財産目録と⑤収支予定表は作成したら、⑥印刷して家の比較的わかりやすい場所にしまっておく。⑦死後にかかる費用は1つの口座に切り分けておき、遺言執行者へ相続させることを⑧遺言書に書いておく。の8点を老後までにやっていこう。あとはマイナンバーカードで死後手続きが簡略化されることと、subMEの発展を切に願う!
読了日:07月14日 著者:奥田 周年,黒澤 史津乃,太田垣 章子
健康になる技術 大全健康になる技術 大全感想
分厚さに尻込みするけど、数行ごとに余白があるし、見出しと色分けされているところだけ目で追って、気になる章をしっかり読む程度でも全体を把握出来るので、他で読んだことがある知識が多かったこともあって、分厚さの割に読みやすかった。食事や運動の前に、エビデンスと行動習慣から入るのも、手堅い感じ。自分は「老後も続けられるか」観点で運動習慣を作っているし胃腸も弱めなので、運動や食事内容よりも週末の飲み過ぎ&食べ過ぎを防ぎたくて、その点から言うとグラス選びと日本の食事様式の話がささった。
読了日:07月16日 著者:林 英恵
リファクタリング(第2版): 既存のコードを安全に改善する (OBJECT TECHNOLOGY SERIES)リファクタリング(第2版): 既存のコードを安全に改善する (OBJECT TECHNOLOGY SERIES)感想
図書館の貸出期間では足りず、今回は概略だけパラ読み。まずリファクタリングの概要、手順、観点をここまで文章化したことがスゴイ。実際に役立つのは6章以降だと思うが、最初が基本の「関数化しましょう」で、次が「無駄に関数化するな」なところが、とても理不尽で現実的で信頼できる本だなぁと笑ってしまう。いつかちゃんと読み返したい。
読了日:07月23日 著者:Martin Fowler 著
「指示通り」ができない人たち (日経プレミアシリーズ)「指示通り」ができない人たち (日経プレミアシリーズ)感想
様々な事例が出てきて、こんなケースもあるのかと知るには良い本。ただ読み進めていくと、そもそも悩んでいる上司側も「こうあるべき」と勝手な期待をしてたり、会話形式にしている事情からだろうけど言語化が下手くそだったり、モヤモヤしてくる面も。また、自分もきっと他人から見たらどれかのケースには当てはまっているのだろう、そして自覚がないと思われているんだろう、と落ち着かない気持ちになる。でもそうやって色んな視点から見返して、「じゃあどうする?」と考えることが大切なんだろうな、と理解した。
読了日:07月27日 著者:榎本博明
料理研究家のくせに「味の素」を使うのですか? (河出新書)料理研究家のくせに「味の素」を使うのですか? (河出新書)感想
味の素に先入観はなく、だからこそ使ってこなくて、リュウジさんのYouTubeを見て「手軽で便利!」ってなったついでに悪魔崇拝動画も面白かったので、読んでみた。こんな歴史があるとはなんとなくしか知らなかった。イメージで使わないのは好きにすれば良いが、根拠もなく他人に攻撃までできる人がこんなにいるのだと驚いた。そして、今にして思えば、実家にあった、「青い蓋の塩」って母が呼んでたやつ、アジシオだったかも??
読了日:07月27日 著者:リュウジ
キャリアづくりの教科書キャリアづくりの教科書感想
この手は何冊か読んだが、長くやっていたキャリアを変更するタイミングだったので読んでみた。キャリアの選び方の手段が事細かに書いてあって「そんな手段もあったのか」とも思いつつ、自分の選択が大きく間違っていないと実感できたり、転職後の失敗の避け方は異動でも言えそうで汎用性が高かった。7章に他者の支援まであるのは驚いたが、一方で内容はキャリアの棚卸し本とかなり被っていたので「え、自分でやるんじゃないんだ???」とも思ってしまった。でもそれぐらい網羅されていて、誰が読んでも学びがありそう。
読了日:07月30日 著者:徳谷 智史

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