読んだ本の数:11
読んだページ数:3793
ナイス数:31
【小説16巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員4」 (本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~)の感想
久しぶりに下町の話が多くて懐かしい気持ち。これ系の小説では珍しく1巻のはじめから衛生観念の違いが如実だったので、ようやくスッキリしたか~と感慨深い。
読了日:08月02日 著者:香月美夜
気持ちを「言葉にできる」魔法のノートの感想
若年層にも読めるようにサラッと書いてあるけど、「頭の中ではわかってるのに、何て説明したら良いかはわかりません」って後輩に言われ過ぎて、新社会人は全員読んでくれと思った。そして、読んだらやってくれ、頼むから、と強めに言っても良いんじゃないかと思うくらい、優しい&易しい内容だった。どんな本でもそうだが、実践しないと意味はない。でもこの本はとりわけ実践のハードルが低くて優しい。
読了日:08月02日 著者:梅田 悟司
女性活躍から始める人的資本経営 多様性を活かす組織マネジメントの感想
初っ端からリーマンショックの話で、こんなタイトルだけど女性だけの話じゃないよと教えてくれる良い本。「女性ってだけで優遇されて」と思う男性にも、「女性活躍と持ち上げられても困る」と思う女性にも、誤解を解いてくれるデータが列挙されていると感じた。個人的には4章のマネジメント職登用のアンコンシャス・バイアスのグラフ~昇進意欲を下げる要因あたりと、5章のコラム「ロールモデルがスーパーウーマンだと両立不安は高まる」が印象的。そして現職の状況じゃ、絶対に昇進したくないと再認識してしまった(笑)
読了日:08月05日 著者:堀江 敦子
鹿の王 水底の橋の感想
続編で楽しみに開いたら、人物紹介にヴァンもユナもいないし、似たような漢字が並んでいるし、医療の話っぽいし、読み切れるかと心配になったけど、いざ読み始めると止まらず一気読み。医療の話でもあったけど恋愛話でもあったし、ホッサルは高潔坊っちゃんかと思えば彼女のお父さんの前で泣き出したり、思わず「おまえ、おもろいやん」って笑ってしまった。終盤は推理モノみたいなノリもあって、最後まで飽きずに読めた。
読了日:08月11日 著者:上橋 菜穂子
一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方の感想
この手の本は初めてじゃないけど、MRI画像が出てきて、まさに「視点を変えて読む」ができて面白い本だった。8つの脳番地のキャラが、要所要所で出てくる4コマを読むとピッタリ。個人的には、高速道路と一般道路の例えがしっくりきて今後も思い出せそうだったし、自分は視覚系が得意だろうとは思っていたけど、それに合わせた勉強法として考えてもいなかった手段を知れたのも有益。
読了日:08月16日 著者:加藤俊徳
たまごの旅人 (実業之日本社文庫)の感想
新人添乗員の心境へのハラハラ感、文章からでも伝わる旅行先での感動、代わりにぶん殴ってやろうかという客の言動へのイライラ、美味しそうな料理への憧れ、そしてコロナ禍の状況、1冊に色んな感情が詰まり過ぎてた。できることなら各話ごとの後日談が読みたい。
読了日:08月21日 著者:近藤 史恵
自分のせいだと思わない。: 小池一夫の人間関係に執着しない233の言葉の感想
1つ1つはサックリ読めるし、真似したいことがいっぱいなので、余裕がない時こそ読み返したくなる本。個人的には#156「何度生まれ変わってもいい」が、当時twitterで見てから何度も助けられた言葉だったので、再びお目にかかれて嬉しい。記憶と結構違っていて、人間の記憶力とは当てにならないものだなぁと苦笑いしたけれど、だからこそ長年助けてくれる言葉に変わってもいくんだな、とか思う。
読了日:08月23日 著者:小池 一夫
「いい会社」はどこにある?──自分だけの「最高の職場」が見つかる9つの視点の感想
図書館で受け取る際にあまりの分厚さに驚く。新卒でもないので、まず見出しだけ目で追うが、こんな観点で会社を探すなんてあまり考えてなかったと思うものや、こんなことする企業もあるんだと驚く話も多くて、見出しだけでも面白かった。自分の身の置き場のところだけ読んでみると、リケジョ天国は確かに、新卒の時より今の方が何倍も市場価値高くなっているなと感じる。
読了日:08月23日 著者:渡邉 正裕
良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門 ―保守しやすい 成長し続けるコードの書き方の感想
後輩に「私が重箱の隅をつつき過ぎなのかなぁ」とモヤモヤしながら指導するのも疲れたので、復習がてら。自分にとってはどれも当たり前なことばかりだったけど、「あれってこういう風に呼ばれてるんだ」とか「やっぱり大事だよなぁ」とか感想を抱きながら楽しく読めたので、読んで良かったとは思う。悪魔の名前を知っていると指摘するときも「私個人の意見じゃなくてね」って言えるから気が楽になるかも。
読了日:08月27日 著者:仙塲 大也
(183)老後に住める家がない! (ポプラ新書 お 10-2)の感想
それぞれの言い分もわかるし大変なことは伝わるが、前半分ずっとそんな話でげんなりしてくるので、対策案にもうちょっと頁を費やして欲しかった感はある。
読了日:08月29日 著者:太田垣 章子
詩羽のいる街の感想
面白かった!読み始めはよくあるボーイミーツガールかと思ったけど、各話が繋がっていて、今の日本のダメなところが詰まりつつ、なんとかしようとしていく感じが読んでいて飽きず、後半は一気読み。最後の最後でお前かぁ…って嬉し悔しい気持ちになった。
読了日:08月31日 著者:山本 弘
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