読んだ本の数:3
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ナイス数:21

読み始めたときには、前巻までの流れを無視して番外編かぁとちょっと拍子抜けしたものの、読み進めていくとやっぱり面白く、翠の正体が彼で最初に繋がるわけねーと油断していると最後にあそこで繋がるとか、ひぃ、面白い。しかも1巻から読み直そうかと思う名前がチラホラ出てくる。よく出来てる。全部終わったら一気に読み返したい。
読了日:10月01日 著者:阿部 智里

YouTubeの『有隣堂しか知らない世界』で拝見して懐かし~と手に取る。偶にニュースで介護が取り上げられてもほんの一部しか紹介されないが、こうして1冊分になると日常のリアルって感じが強い。ハタからしたら大変な状況だけど、あのお声で再生されるのでサクサク読めて、大変な状況でこんなふうに考えられるのはすごいし、酷いことを思っても仕方がないよね皆そうだよねとちょっと安心もしてしまう。
読了日:10月19日 著者:にしおか すみこ

震災から10年、新型コロナの話題ばかりになっている世間に、こうして多くの写真と一緒に住民や関係者の胸の内が語られる本が残るのは、とても意義があると思う。津島は知らなくてもDASH村は知っている方は多いと思うし。一方で、印象を残すために、悲壮感や不安の場面ばかり切り取った本という印象も受ける。冒頭の「なにもしなければ100年帰れない」って言われたというけど、誰一人「何もしなくて良い」なんて言ってないはず。対応している人達がいたことも忘れないでほしい、と福島生まれの技術屋としては複雑な気持ち。
読了日:10月24日 著者:三浦 英之
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