読んだ本の数:5
読んだページ数:1063
ナイス数:27
教育という病 子どもと先生を苦しめる「教育リスク」 (光文社新書)の感想
某ネット番組でよくゲストに現れることをきっかけに興味を持って読んでみた。2015年の時点で2分の1成人式まで含めてエビデンスを集めて教育の問題点を整理するのはすごい。そして今(2022年)ではどれも耳にするようになったのはきっと良いこと、だけどそのせいで本としては「どこかで聞いた話だな」ってなってしまう。もう少し早く読みたかったなぁ。
読了日:06月02日 著者:内田 良
後宮の烏 6 (集英社オレンジ文庫)の感想
前巻の勢いが良かっただけに、寿雪の魂もポイッと戻ったし、神々はなんだか俗っぽいながらも親しげだし、今回はちょっと大人しい印象。でもラストへ向けた嵐の前の静けさだと思いたい。次巻が楽しみ。
読了日:06月08日 著者:白川 紺子,香魚子
82年生まれ、キム・ジヨンの感想
読んでいて、なんか、しんどい。日本でも似たような違和感や差別はそこら中に転がっていて、その1つ1つだったら我慢できるものだったり、運が悪かったと割り切れるものだったりするけど、こうして文章で30年近くの1つ1つを流されると、結果「なんか、しんどい」になる。その「なんか」の正体に気づいて戦う人、「なんか」のままにして蓋をしていることに気づかない人、頑張って蓋をしている人、いろんな人がいるんだろうな。安易に読むと自分の過去に傷つく女性がいそうだけど、問題提起としてはかなり衝撃を与える本。
読了日:06月18日 著者:チョ・ナムジュ
誰も教えてくれなかった 子どものいない人生の歩き方の感想
よくある苦悩だらけの話だけじゃなくて(著者が苦悩した側だからか、苦悩が多めの印象は受けるけど)、前向きに未婚の方も含めて15人のケース紹介、だけで終わらず、5つの意識調査結果、脳科学・不妊研究・母性研究・心理学・社会学の専門家の見解とメッセージ、そして最後に心得、とタイトル通りな本。自分がマイノリティだとは思っていたけど、8%なのか~!埋もれないように声を大きくして生きていきたいな。特に脳科学の話が面白かった。妊娠で悩んでいる人も、悩んでいない人も、関係ない人にも良い本だと思う。
読了日:06月24日 著者:くどう みやこ
「ムダ」の省き方 お金・時間・モノ・情報・逃げ方の現代流改善術の感想
YouTubeそのままの語り口調で読みやすい。ただ、コレ系かミニマリスト系の本を1冊でも読んでいれば、真新しい情報はないかなぁ。入門としてなら読んでも良いけど、それならYouTubeの動画1本からの方が気軽に聞けるし…。ちなみにミニマリストのつもりだけど、洗濯物は服の状態チェックも兼ねて干してるし、掃除機もロボットのメンテの方が面倒で掃除機とクイックルワイパー派。自分に合ってるか確認しながら読むことが大事。
読了日:06月26日 著者:トーマス ガジェマガ
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