読んだ本の数:4
読んだページ数:1196
ナイス数:37
夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神の感想
ちょいちょい泣けつつ、完璧を求めていることあるし、見る場所変えられずに独り相撲でモヤモヤしてることあるなーと身につまされる。かなえてきた夢を思い出すって視点はなかったからやってみよう。実用本としてはもちろん、物語としても面白いし、最後に教えがまとまっているのもありがたいし、用語解説はそんなことまでって思うものまで解説されているし、著者の土下座で終わっているのも面白くて、よくできた本だなぁと思います。
読了日:08月05日 著者:水野敬也
発現の感想
八咫烏シリーズが面白かったので、そのノリで何も下調べせずに読んだらなかなか手に汗握るホラーでした。読みやすくてイメージしやすい文体は、2つの時代を行き来する度に映画のように脳内のイメージも切り替わり、彼岸花や図書館シーンは文章以上にちょっと怖い。最終章でいよいよクライマックスか、と思いきや不完全燃焼な終わり方だったようにも、和ホラーはそういうものかとも思うので賛否がわかれそう。嫌いじゃない、けどもう一声!と続編を望んでしまいます。
読了日:08月12日 著者:阿部 智里
エンジニア 35歳からの転職の感想
ご自身のことを落ちこぼれのように書き始めているけれど、就職が遅かっただけで、就職後は貪欲に勉強して、人脈を広げて、十分に意識が高い優秀な方だと思う。けれど6回の転職記は年齢という壁の現実や越え方、エージェントの良し悪しなど生々しくて参考になる。自分のことも、今の会社のことも、求める会社のこともしっかり分析することが大事なんだなぁ。
読了日:08月21日 著者:伊藤 靖
そして、バトンは渡された (文春文庫)の感想
不思議な本。1つ1つのエピソードはそこまで劇的でもなく、周囲を見渡したらたまにいるかな?な境遇が延々と続いてスッカリ稀な境遇になった主人公。かといって捻くれているでもなく、淡々と日々を過ごしているように見えて、美味しい料理や音楽、なにより優しい人に囲まれている日々がまさに『紡がれている』という印象。特に最後になって森宮さん視点で書かれているところが素敵。
読了日:08月22日 著者:瀬尾 まいこ
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