読んだ本の数:57
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ナイス数:644
壊れる男たち―セクハラはなぜ繰り返されるのか (岩波新書)の感想
なんじゃこの胸糞悪い本はー!って言いたい1~3章でしたが、そうか、2006年の本なのか…。ただの犯罪やんけな事例が並んでいますが、当時はこれでもセクハラ程度で済んでいることに驚き。そういう意味ではちょっと時代にあわないのかもと思った矢先、4章は今でも講義で使ってほしい内容でした。現代じゃ男性だけの問題じゃないけども、とはいえ「男性から女性へのセクハラを防ぐにあたって」という前置きをして、セクハラについての男性の受け止め方パターン3つを講義してほしい。これを聞けば身に覚えのあるヤツがいると思う。
読了日:01月02日 著者:金子 雅臣
銀河英雄伝説 〈8〉 乱離篇 (創元SF文庫)の感想
そんな局面で、そんな地味なところで、そんな地味な感じに死んでいいんですかーーーーー!?もうちょっとでしょうよ!?という驚きもそこそこに、まだ続くのかと思うと、残り2冊読み切れるだろうか…。
読了日:01月06日 著者:田中 芳樹
er-アラフォーになってようやく気づいたんだけど、私、たぶん向いてない。生きることに…… (eロマンス新書)の感想
クスっと笑えたり、わかるわーってなったり、電子書籍だからわかりにくいけどボリュームあるなぁと思わせてくれる読み応え。どれもよくぞ言語化してくれた!って共感しつつ、この方の魅せる文章力に驚く。Twitterの短い文章も面白いけど、書籍になるボリュームでも面白いって本当にスゴイと思う。話題のチョイスと言葉のチョイスよ…精神的なうんこ、なんかお金使いたい、婦人科の検診台、カルピスの原液が印象深い。
読了日:01月10日 著者:甘木サカヱ
銀河英雄伝説〈9〉回天篇 (創元SF文庫)の感想
ヤンが死んであと2冊もどうするのかと思ったら、ユリアンの出番はそこそこにラインハルト側がそうきますかー!と怒涛の展開でした。なのに途中「いや、君らなに言ってるの…落ち着いて」と思うところもあり。今回は終わり方がとても良かった!最終巻が楽しみ!
読了日:01月21日 著者:田中 芳樹
「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。の感想
世の中の炎上がなぜ炎上するのか、言葉の額面からだけでは伝わらない違和感がわかりやすく言語化されていて、広くいろんな方に読んでほしい本。特に13歳になった朝に読むべき文章、これは確かに13歳になったら知ってほしい。でも、こんなことを知らなければいけない世の中がとても悲しい。あと、ホントに「嫌よ嫌よも好きのうち」なんて存在しないし、痴漢OK子がいるとか信じてるアホはちょん切れてほしいし、痴漢被害を自慢と捉えるアホは耳腐れと思う。痴漢防止バッジは今もあるのかな?もっと広まればいいのに。
読了日:01月25日 著者:小川たまか
銀河英雄伝説 〈10〉 落日篇 (創元SF文庫)の感想
とうとう終わってしまった。途中がちょっとゴタゴタしたけど、最後はなかなかの展開でした。こんな終盤に、まさかこんな人が死んでいくのかという人が何人もいました。そしてユリアンはむしろこれからようやく始まるのかなぁ、ユリアンや彼らの息子達の未来はどうなるんだろう。
読了日:01月30日 著者:田中 芳樹
脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術の感想
わかりやすい。「本当に大事なことは数点しかないけど、それがテレビの中や、生き方や、働き方の中に点在しているよ」って話で1冊になっている。よく読むと1章だけで必要なことは全部書いてある。でもねー、夜の残業はスルーするのに出勤時間早めようとすると届けが云々言ってきたり、結局時間外が増える=給料が増える世の中でこれをすべて実践するのは損になることもあるのが難しいところ。時間術の敵は右ならえばかりする職場の雰囲気。そういう意味では「私は●曜日は残業しない」って宣言するのは良いと思う。
読了日:02月06日 著者:樺沢 紫苑
料理が苦痛だの感想
料理を仕事にしている方による、料理の何が苦痛なのか、料理のやめ方、料理の戻り方からレシピまで全て揃っている本。「料理」って簡単に言うけど、冷蔵庫の中身の管理&食材の賞味期限を踏まえて献立を考える&買出し&生ゴミとプラごみ分別&時間調整しつつの調理&最悪洗い物も全部ひっくるめての「料理」なんだよ、そりゃあ面倒でしょ。でもそれは料理し続けないとわからない。シュフだけじゃなくて、料理してもらっている人も読んで、料理をやめることに協力してあげて欲しい。ともあれ、この方の料理教室、楽しそう!
読了日:02月07日 著者:本多 理恵子
ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法の感想
この著者の別の本で1on1が紹介されていたので、もうちょっと詳しく知りたくて読んでみた。漫画あり、対談あり、コラムありで努力して作った本というのが伝わってくるけど、後半は結局「制度化することが一番」という趣旨なので、管理職や経営者向けの内容だったと思う。とはいえ前半だけを見れば1on1というより「部下との話し方」を模索している人向けの優しい解説書という感じ。わかりやすいけど、真新しい情報では正直なかった。
読了日:03月27日 著者:本間 浩輔
たてがみを捨てたライオンたちの感想
女性はこれまでの歴史で散々苦労しているけど、男性もそういう面があるんだよって提示するための小説って感じ。今のこのご時世でないと面白さがわからない本だと思う。せっかく3人の主人公がいるのに、大して絡むこともなく、なにか解決するでもないので中途半端感はあるけど、これを綺麗に〆ることは難しいからこれで良いのかもしれない。
読了日:04月09日 著者:白岩 玄
トランクひとつのモノで暮らすの感想
Youtubeで拝見していたので真新しい情報はなかったけど、よく聞くことでも「具体的にはどうしてるの?」ってところが充実していたので読めてよかった。特にワードローブリスト、着用サイクルまで書いてあって「私はもっと早くに捨ててしまってるな。服の耐久性の違いなのか、私自身の問題か」を考えるきっかけになった。紙箱は私もやってみようかな。
読了日:04月17日 著者:エリサ
入社1年目のお金の教科書―これだけは知っておきたい 貯め方・使い方・増やし方の感想
入社1年目とタイトルにはあるけど、貯金できない人・貯金だけでいいのか不安になった人なら誰にでもオススメできる内容でした。特に消費・浪費・投資の理想バランスや、オススメの投資信託、その判別方法など、とても具体的に示されているので、今日からでも自分の資産を見直せる。個人的には保険控除があるので最低限なら個人年金はやってもいいと思うけども、「保険と投資をごっちゃにしない」は耳がイタイ…。参考になりました。
読了日:04月30日 著者:田口 智隆
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法の感想
転職を考えていても、考えていなくても、もう遅いと思っていても読めばなにか得られる本だと思う。ストーリーはよくありそうなんだけど、根拠がしっかりしていてわかりやすく言語化されてると感じました。冒頭の自分のマーケットバリューを見直すだけでも、今後の働き方や勉強する方向性が見えてきます。人的資産…私の人的資産なぁ…あると言えるかなぁ(震え声)
読了日:05月01日 著者:北野 唯我
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えの感想
タイトルは強い言葉を使っているけど、読んでみると「耳がイタくならない自己啓発本だな」って思いました。他者と比較して一喜一憂したり、曖昧なこうあるべき論に振り回られている人にゆっくり読んでほしい本。アチコチに色んなアプローチの言葉が出てくるので、何度も読み返したい内容でした。おそらく読む度に、今の自分の状況に応じた言葉との出会いがありそう。今の自分に不満や不安がなくても、生きてて、税金納めて、経済に貢献してる自分ってめちゃくちゃ他者貢献してる!エライ!って思えるので、いつ読んでも良い。
読了日:05月05日 著者:岸見 一郎,古賀 史健
「すぐやる人」と「やれない人」の習慣 (アスカビジネス)の感想
私自身はすぐやる方だけど、仕事ですぐやれない後輩の指導をしなきゃいけない時もあるので、すぐやる人とすぐやれない人との違いはどこだろうと手にとって斜め読み。言語化されると確かにやってるわ…と思うこと多数で、大きな驚きはなかったけど思考法や状況の整理にはなりました。そして、逆算思考と積み上げ思考はどちらも重要で使い分けるという考えは持てていなかったかも。
読了日:05月05日 著者:塚本 亮
頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法の感想
斜め読み。というのも、当たり前なことばかりが、自分とはかけ離れたスケールの具体例で書かれているので、共感するポイントが少なかった。また「人間関係を思い通りに」って表紙には書いてあるけど、主旨とは少しズレたトピックスがバラバラと羅列されているだけ、という印象で、1冊の本としてまとまっていないような…?65万部突破という帯につられた分、ちょっと肩透かし。でも人間関係で困ったら原因の人に相談してみる手法は面白いと思った。
読了日:05月11日 著者:田村耕太郎
あした死ぬかもよ?の感想
内容に反して軽い文体なのでさっくり読める。このくらい軽く「明日死ぬかも」と考えるのが大事。明日死ぬとしたらやり残したことが思い浮かばないなーと思ったら、仕事が属人化しすぎてほぼ毎日「退社した瞬間死ぬかもしれないから、これは書き残しておこ」と自然にやってる自分に気づいた。人に誘われた時も「明日死んだら、会えなかったことを後悔するかな」で断るか乗るか決めてるところがある。明日死ぬかも、なんて張り詰めて考えるもんじゃくて、もっとフランクに考える。継続しようと思った。
読了日:05月16日 著者:ひすいこたろう
かがみの孤城の感想
ただただ、感想は面白かった!!の一言。久しぶりに途中でやめられなくなった本でした。からくりの一部は途中で気づけたけれど、まさかここまで…!というラストで、最後は涙。 そして面白かったの一言で済ましていけないのは、中学生の、ホンの少しナニカから外れてしまっただけで襲いかかる恐怖。日本の中学は本当に綱渡りだし、私もちょっと間違えればこの本の一員になっていてもおかしくなかった。日本の中学(生)、本当にコワイ。
読了日:05月19日 著者:辻村 深月
『迷路の外には何がある?』 ――『チーズはどこへ消えた?』その後の物語の感想
シンプルな短い物語なのに教訓だらけで感動する。前作のホーの残したメモも活かしながら、違ったアプローチに気づき、最後にはホーと再会できた。ホーは正しかったけど、ヘムだって成功できたし、助けになったホープも素晴らしい。また、ディスカッションの章でより具体的に理解できるのでとてもわかりやすい本でした。 今作で印象的だったのが、あなたの足をひっぱる信念とあなたを向上させる信念があるということ。信じる力は大事だけど、信じたモノは自分にとって良いものかを常に考えて変化させることが大事だなぁと素直に思った。
読了日:06月01日 著者:スペンサー・ジョンソン
65歳 何もしない勇気の感想
あっさり読了。タイトルに65歳とあるが、別に60代じゃなくても参考になる話はあるように思う。いろんな「当たり前だと思いこんでいるナニカ」をやめていいんじゃないっていう提案話。意外だったのは、本の紹介が多かったこと。残念だったのは、1つのトピックスで2頁にまとまっているので、深掘りするトピックスがないこと。優しい語り口で書かれているので、簡単に読めるといえば聞こえはいいけど、ちょっと物足りない印象もありました。
読了日:06月07日 著者:樋口 裕一
解決は1行。の感想
今後は資料のタイトルを真剣に考えようと思える本。これまで話題になってきたキャッチコピーが読めるので、それだけでも充分に楽しめるけど、それをさらに手法別にわけて解説してくれていて、始終なるほどな〜と感心して読めた。実践するのは簡単じゃないかもしれないけど、手法を知っているだけで考え方が変わると思う。冒頭の『「つまり」がないからつまらない、骨太の1行を』は至言だなぁ。
読了日:06月09日 著者:細田 高広
烏に単は似合わない 八咫烏シリーズ 1 (文春文庫)の感想
出だしは大奥的な?と思わせて、しっかりファンタジーやりつつ、最後はミステリー。いわゆる"明確な悪役"がいないのも物語に深みを与えていると思う。後半まで半ば本気でシンデレラストーリーだと思ってました。帯の「予想を裏切る」に偽りなしという感じ。これは面白い。
読了日:06月13日 著者:阿部 智里
烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ 2 (文春文庫)の感想
一巻の終盤にようやく現れて無双する若宮や、モブっぽいのに妙にキャラが濃い近習はそういうことかなるほどな~、こうして振り回されながらも仲間になるのか…あれ?ならない?あ、タイトルに書いてあったっけね…と始終楽しく&最後はやや残念になりながら読みました。面白い!
読了日:06月22日 著者:阿部 智里
黄金の烏 八咫烏シリーズ 3 (文春文庫)の感想
始まり方も好きだし、こういう世界観も好きだし、結末がまた好みで、好みづくしな1冊でした。雪哉と若宮はもちろんだけど、雪哉の家族、長束にーさん、浜木綿、小梅と周囲のキャラがまた良い。猿の正体はやや予想できるものの、続きが気になる!
読了日:06月22日 著者:阿部 智里
空棺の烏 八咫烏シリーズ 4 (文春文庫)の感想
学園モノと言っていいのかな? 1巻からキャラの濃かった雪哉がもはやシリーズ主人公なのか?っていうくらい雪哉無双でなかなか爽快です。 そして猿と遭遇するのは前巻末で示されていたけど、まさかそういう感じにー!?と続きが気になって仕方がない。巻数積んでも安定の面白さ!
読了日:06月25日 著者:阿部 智里
玉依姫 八咫烏シリーズ5 (文春文庫)の感想
前巻の感想で雪哉がもはやシリーズ主人公?とか書いたのが恥ずかしいじゃないかという展開。それにしても村人がゲスい!そしてますほが寄り添っていた重篤烏はもしかして弟?とするとやっぱり雪哉はどうしたのか気になるし、若宮もキャラが少し変わっているように思えるし、前巻の地震についてはノータッチだし、一部ラストの次巻がまたまた気になってしまいます。
読了日:06月27日 著者:阿部 智里
弥栄の烏 (文春文庫)の感想
あ~~~あ~~~~!と唸りたくなりながら読みました。玉依姫の時点で嫌な予感はしてたけど、まさか茂さんと澄尾がー!
読了日:06月30日 著者:阿部 智里
幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えIIの感想
前作に引き続き奥深い。奥深すぎてすべてを一気に理解&実践していくのは難しい。前作よりも今作の方が自分には耳が痛いものが多すぎて、必死で文字を追うも目が滑っていく…人は自分に不都合なものほど見なくなるんだなぁ。ブックカフェで読んだけど、2冊とも買って手元に置いておこうかと迷い中。
読了日:07月07日 著者:岸見 一郎,古賀 史健
入社10年目の羅針盤の感想
働き方だけでなく休み方や身体のメンテナンスに至るまで解説されてて優しい本でした。ただ10年目になったら読む本というより、10年目にこうなるべく5〜8年目が読む本なんじゃないの?とは思う。仮に10年目が読むとしたら自己採点半分、今後の羅針盤づくり半分でしょう、と。とはいえ1年目向けの本もとても基本的なことが書かれていたので、意識して難易度下げてる本なのかな?
読了日:07月09日 著者:岩瀬 大輔
烏百花 蛍の章 八咫烏外伝の感想
澄尾さんで始まり澄尾さんで終わるところが良いよね。でも印象深かったのは「まつばちりて」で、本編で見た松韻さんにこんな切ない話が!「ゆきやのせみ」では久しぶりに若宮の奔放さに振り回される雪哉も見れて、どの話もとても面白かった!
読了日:07月20日 著者:阿部 智里
「言葉にできる」は武器になる。の感想
1章で安易に発言しないようにしよう(その前にやることが山程ある)と痛感させらせ、2章で自分の思考との向き合い方を学べ、3章で発言のノウハウが学べるとても有意義な本。偉人たちの名言が読めるのも面白い。まだまだ自分は思考力が足りてない。あと「と思います」が意思を弱めると言う言葉にはドキリとさせられた、安易に使わないようにしたい。最近別の機会で「腹落ちさせずに出した言葉は説得力を生まない」という言葉に出会ったが、それをわかりやすく解説した本だった。言葉は、日本語は、芸術品だな〜
読了日:07月21日 著者:梅田 悟司
おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密 (しごとのわ)の感想
確かに読みやすいけど、お子様向けと侮ってはいけない。実用的な知識というより、世の中の経済の仕組みがわかることに特化した良い本でした。個人的にはリーマンショックの起こった仕組みがわかってスッキリしたし、相続税は格差を引き継がない仕組みと知れたのが良かったし、なによりあとがきのお金の話は汚くなければ難しくもなく大切で面白いってところに共感! あとビャッコさんのおばあちゃん、すごく格好いい!
読了日:08月04日 著者:高井浩章
メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)の感想
読みやすい上に思考法、アウトプット法、性格分析、目標の立て方まで様々な要素が詰まっている本でした。後輩にメモをとるように言うとき、本質は書き留めることだけじゃないけどどう言えば伝わるかなぁとモヤモヤしてたけど、情報を素通りさせないで欲しいんだとスッキリ。「メモは姿勢」というキーワードも良い。最近やっぱりスマホやパソコンよりちゃんと書いてメモしておけば良かったって後悔することも多かったのでメモ帳買おう。具体的にはこの珈琲を飲み終わったら@ブックカフェ
読了日:08月10日 著者:前田 裕二
読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)の感想
真新しさはないものの、読書を様々な角度から分析していて、読書に批判的な人にもひとつは納得させる根拠が示せている…ということは読書嫌いな人向けの本だったかな? でも「無教養な人間のする無礼な態度」は心に残った。無礼とまではいかないけれど、折角伝えたいことがあっても相手にそれを理解するだけの教養がなければ伝える努力をしても…と口を閉ざされてしまう。メンターを見つけてもメンターと話すだけの教養が必要だなぁと耳が痛かった。
読了日:08月12日 著者:齋藤 孝
ちょっと今から人生かえてくる (メディアワークス文庫)の感想
優しい気持ちになれる本。前作と違って色んな人物にスポットがあたっているので短編としても、長編としても楽しめる。あとがきにもあったけど五十嵐さんのことを知れたのが良かった。みんな色んな気持ちを抱えながら生きてるな〜、部長は相変わらずだったが…。
読了日:08月17日 著者:北川 恵海
孤独をたのしむ本―100のわたしの方法の感想
説教臭さもなく、反面参考にもあまりならないけど、今のままでいいんだ〜と思わせてくれる。エッセイくらいに思って読まないと肩透かしを食らう。しかしなにより、作者さんの可愛さがだぶだぶに滲み出てる。
読了日:09月05日 著者:田村 セツコ
30代で必ずはじめること、やめること (アスカビジネス)の感想
あとがきの「グダグダ言ってないで、サッサと行動しろよ」に尽きるんだけど、その行動で何をすればいいのかってことを色々言ってる本。ただ、(実践してるかどうかはともかく)どこかで耳にしてることばかりなので、真新しさとかはない。逆に新鮮だと感じたら、ちょっと自分の周りの環境のレベルを疑った方がいいんじゃないか…。
読了日:09月07日 著者:新田 龍
キノの旅XXII the Beautiful World (電撃文庫)の感想
ついに陸とシズ様の出会い話キタ!あとがきは相変わらずのパンチ力で、それ以外の話もいつもの安定感。20年間このクオリティを維持してるってすごい。
読了日:09月07日 著者:時雨沢 恵一
天使はモップを持って (実業之日本社文庫)の感想
CLEAN8の冒頭は読むのやめようかと思ってしまうくらい騙された…でも良い終わり方でした! ただ、キリコも大介もいいキャラだけど、ミステリーとして読もうとしてもどうしても「嫌な職場だな…」ってモヤモヤしてしまう。2003年刊行だから、当時だったらコレくらい普通に読めたのかな?いや、その頃は学生だったから社会に出るのが嫌になりそう…うーん
読了日:09月13日 著者:近藤 史恵
なぜかまわりに助けられる人の心理術 (宝島SUGOI文庫)の感想
Youtube動画は観ていたけど初書籍。 動画と変わらず勢いあり&わかりやすい&実践しやすいノウハウが詰められててなるほどーってなります。 自分で試すも良し、「いつも周りにいろんなことをさせてる人はこういうこと確かにしてるわー」って納得して満足するも良し。実用本としても単純な読み物としても楽しめます。 前書きと「強がらない」というところにはドキリとした。
読了日:09月15日 著者:メンタリスト DaiGo
手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法の感想
Youtubeで拝見しているので真新しい情報はないけど、やっぱりYoutubeは短さや初見さん向きに入口しか話してないんだなぁ。本当に"自分"に関わるコトやモノのひとつひとつを考えて実践しているとわかります。賛同を得るための本じゃなくて「これくらい考えてるんだよ、考えてみてね」ということを伝える本だなぁ。「好きを語るなら、嫌いも語れよ」が1番ササりました。そう、好きと向き合ったら嫌いとも向き合わなきゃ。
読了日:09月21日 著者:ミニマリストしぶ
世界一やさしい ブログ×YouTubeの教科書1年生の感想
Youtubeは始める気がなくて、10年ダラダラ書いてただけのブログを収益化できないかと手に取りました。ブログ部分だけしか読んでないけど、テーマの決め方(具体例もあって良かった)、広告収入の仕組み、始め方(最初にパーマリンク整えようね、とか)、ネタ切れしない方法、工夫(画像にもaltでキーワード入れようね、とか)が1冊にキレイにまとまっていて参考になる。
読了日:09月21日 著者:染谷 昌利,木村 博史
モップの精は深夜に現れる (実業之日本社文庫)の感想
前巻は同じ舞台だったので「こんな会社やだな…」って感想が先にきてしまったけど、今回は話ごとに舞台が変わるのですんなり読むことができた。でもやっぱりキリコちゃんが殺人に関わるのはかわいそうだなぁと思ってしまう。その分最後の話は良かった。
読了日:09月23日 著者:近藤 史恵
運用設計の教科書 ~現場で困らないITサービスマネジメントの実践ノウハウの感想
まさに教科書。自分が開発してないシステムの、今まで書いたこともない運用設計書を書いて欲しいと頼まれて、なにがなにやら??となってこの本を開いたが、運用に関連するものがキレイに詰め込まれていて、今まで雰囲気で把握していたというか明文化させないままでいた情報が満載で、目からウロコがポロポロ落ちた。開発が終わるとき、それは運用設計書も完成しているときなんや!
読了日:09月28日 著者:日本ビジネスシステムズ株式会社,近藤 誠司
ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニングの感想
タイトルが適切かはやや気になるけれど、要は書いて考えろということで、書くことをしてこなかった人向けの入門手順書という印象でした。具体例が多くてわかりやすいけれど、他人の問題についてまで考えていたり、逆に例が多すぎて内容が薄くなってしまっていたりはするので、最初の1冊としては良いけど、この1冊で終わってはいけない本だなぁ。「嫌われる勇気」や「メモの魔力」を読んだ人には少し物足りない。
読了日:10月03日 著者:赤羽 雄二
白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)の感想
濃厚!なのに話がちっとも進まないこの感じは月の影 影の海の上巻を思い出して、いやいやこのあとすごいんやろ?という期待も膨らませる…けどやっぱり進まない〜〜! 11月の続編が出てから二巻を読むか、そこまで耐えられるか、悩ましい!
読了日:10月14日 著者:小野 不由美
白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)の感想
ぎゃー!やだー!
読了日:10月20日 著者:小野 不由美
働く君に伝えたい「お金」の教養の感想
噛み砕かれてわかりやすい。発行からしばらく経っていて少し情報不足なところもあるので、自分で情報のアップデートは必要。でも最初のお金の教科書としてはとても良い本でした。
読了日:10月23日 著者:出口 治明
白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)の感想
前半泣きそうになった。どうしてここに居てくれないんですか、先生!! 後半泣きたくなった。父親の負けたくない気持ちは届いているんだよ!! なんかもう4巻読むのがコワイ…。
読了日:11月10日 著者:小野 不由美
白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)の感想
喜んだのも束の間、怒涛の展開に「ちゃんと終わるはずだ、だってこれはファンタジーライトノベルのはずなんだから!」を心の支えに読み進め、終盤はもう、ページが…明らかにページが足りない…って戦慄し、そしてあの最後の1行にもっていかれました。ツライ、名前のない登場人物も含めみんなが苦しんだ中、せめての救いがあれだけなんて、なんてツライ作品なんだ…もう始めから読み直すしかない。短編集出すって聞いてなかったらどうなってたかわからない、恐ろしい作品でした(褒めてる) 個人的には友尚の部下の拳を握って泣くシーンに泣いた。
読了日:11月10日 著者:小野 不由美
エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にするの感想
もっと早くに読みたかった。仕事をする上だけでなく、他者や"普通"という言葉に振り回されずに生きるために有効なことがたくさん書いてある。ミニマリストの考え方にも通じる。ほぼ8割方は行動に移せているので、私にはこれを読んで何か変わるというわけではないけれど、何年もかけてつくってきた自分が全肯定された気分。自分ができてないのは7章の遊びなので、ここは読み直してTODOに起こします。
読了日:11月13日 著者:グレッグ マキューン
スレイヤーズ16 アテッサの邂逅 (ファンタジア文庫)の感想
懐かし〜!ただ当時のファン向けの要素が強くて、やや展開や設定がインフレ気味です。そこさえ目を瞑れば当時のテンションのまま楽しく読めました!
読了日:12月13日 著者:神坂 一
スレイヤーズ17 遥かなる帰路 (ファンタジア文庫)の感想
16巻みたいに記念発行なのかと思ったら、ちゃんと新シリーズなのか!新しいキャラもこれまでのキャラもみんな「あ、うん、スレイヤーズだ」ってストンと胸に落ちる。そりゃあリナに会ったら「ないわー」って言ってしまうし、跨いでしまうな。
読了日:12月13日 著者:神坂 一
トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダの感想
エビデンス好きとして「はじめに」だけで引き込まれました。私達はラットじゃないし、イメージだけじゃ健康は作れない。対人間の研究結果をもとにしているので、「私はこれで成功した(ただし効果には個人差が…)」なんて話よりもずっと信頼できる。今までずっと、ノンカロリー=健康や炭水化物=悪というイメージに違和感があったけど、キレイに吹き飛びました。そしてなかなかこの本通りとまでいかずとも、何度も考えて、この本と同じ方向へ舵を切っていた自分を褒めたい気持ち。なぜかマインドフルネス瞑想と質の良い睡眠の話で〆られてます。
読了日:12月26日 著者:ジェイソン・ファン
最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法の感想
後半に進むにつれ、同じことの繰り返しの部分はあったけれど、その分、大事なポイントがわかりやすかった。早速、1章ごとに本を閉じて何が書いてあったか思い出しながら読んでみたけど、確かにひたすら頭から読んでアンダーラインを引くより効率的。休憩やご褒美も上手く取り入れつつなので、学校教育に比べれば遥かに楽しく勉強できそう。学校教師にこそ読んでほしい。
読了日:12月28日 著者:メンタリストDaiGo
後宮の烏 (集英社オレンジ文庫)の感想
設定が面白い。設定に反して寿雪のフットワークが軽くて、ちょっと物語が軽くなってしまうように感じるけどサクサク読めるし、1冊にぎゅっと話が詰まっているので、あっという間でいて充実感が高かったです。続きがあるのでぜひ読みたい。
読了日:12月30日 著者:白川 紺子
後宮の烏 2 (集英社オレンジ文庫)の感想
前巻の勢い劣らぬ感じだし、寿雪の周囲によりスポットがあたったり、なんだか大きな話への膨らみだったり、キレイな起承転結の転!って感じが小気味よくて一気読み。それにしても高峻は帝の割にモテなくて、いわゆる大奥や後宮のドロドロさが前面に出てなくて、それも読みやすさのひとつだと思います。続き読みたい。
読了日:12月31日 著者:白川 紺子
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