読んだページ数:2431
ナイス数:101

主要人物達がほとんど出てこないのは寂しいけど、これがライトノベルかと思うくらい重く考えさせられる(特に落照の獄!)短編集でした。話が好きなのは青条の蘭。頑張って頑張って、相変わらず腐った人間もいるし人のいい人もいる中でのラストがぐぐっと来る。
読了日:12月02日 著者:小野 不由美

「風の海 迷宮の岸」で集まった人達もこんな旅をしてきたのかとしんどい思いで読みました。主人公が12歳の少女ってところで大分明るくはなっているけど、頑丘達と再会する直前の妖魔との会話描写がむっちゃコワイ。わかってるのにコワイ。その後の更夜との出会いから麒麟の登場、利広の正体とよくある展開ながら気を抜けない読み応えでした。
読了日:12月03日 著者:小野 不由美

国際アンデルセン賞を受賞されたことは知っていたけど、やっぱりその授賞式でのスピーチはなかなか目にすることが出来ないので、こうしてスピーチやエッセイをまとめて読めるのは嬉しい。でもまさか1/4が上橋先生のオススメ本リストで埋まっているとは思わず、まだページが結構残ってると油断していたところへの不意打ちに「えええ?!?」ってなりました。
読了日:12月07日 著者:上橋 菜穂子

今回は全体的に主要人物達が出て来る短編集。最初の3作「冬栄」、「乗月」、「書簡」が好き。楽俊が大学に行っても相変わらず楽俊だなぁとホッコリ。「華胥」は相変わらずこの世界は荒廃してばっかりだなとちょっとゲンナリもしました、ままならない世の中なのは現実もこの世界も一緒かー。
読了日:12月12日 著者:小野 不由美
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1ヶ月ちょっとかかって、ようやくここまで読み切ってしまいました。これをリアルタイムで読んでいた読者さん達は「魔性の子」の裏側を読むために10年待ったのか…すごいな…。とはいえここでもスッキリとは終わらず、おおいマジかよと軽く絶望するくらいに面白かったです。今年中に出るはずだった新刊が出るのはいつになるんだ…。
読了日:12月14日 著者:小野 不由美
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2時間とかからずパパっと読める文体で、展開も早くてあっという間に終わってしまった感。映画の予告を見て気になったのですが、主人公の鬱々とした感情が深くないけど、それでもわかりやすく描かれている中で、小学校の同級生かと思えばそうではなく、かと言って明かされた正体とも違って、とたった2人の関係がどんどん変わっていくのは面白かったです。辞めるなんて簡単、それこそいつだって出来る。そう思っておくのは自分にとってひとつの武器になるよね。
読了日:12月16日 著者:北川恵海
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えぇ…そこで区切るの…そりゃ作者さんの自由だけど、やっぱりキリトのチートがすごいし、また新しい展開になってもとっ散らかってチート無双じゃないのかな…と思ってしまう。それを楽しむ作品なのかもしれないけどなんだかなぁ…
読了日:12月22日 著者:川原 礫
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