読んだ本の数:5
読んだページ数:1090
ナイス数:44
ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)の感想
表紙に惹かれて手に取りました。非行少年を題材にしていますが、程度の差はあれど認知機能の低さや選択肢の貧困さによるコミュニケーション不全は日常にありふれていて、身につまされる話でもありました。駅の鏡が自殺防止につながっている話が印象的だったので、それに紐付けて、鏡を見ること、鏡を見たら自分の考えを客観視して他に選択肢がないかを振り返る癖をつけたいなぁ。
読了日:02月02日 著者:宮口 幸治
主婦もかせげる アフィリエイトで月収50万 (祥伝社黄金文庫)の感想
トライ&エラーを繰り返して、問題があれば原因を探して、モチベーションを下げないよう工夫して、家族との時間をないがしろにするような目的と手段が入れ替わるようなこともせず、とても優秀な方なんだなぁと伝わります。とはいえターゲットはどちらかというとアフィリエイトをもう始めている人向け。もうちょっと最初の一歩が読みたかったなぁと思ったらこれは2冊目なんですね…。
読了日:02月04日 著者:小林 智子
おやつが好きの感想
読み始めてまず思ったのは、活字の銀座るるぶ…。珈琲片手じゃないと喉が乾いて仕方がない。甘いものを食べるとすぐに胸ヤケする質ですが、それでも食べてみたいと思うものをいくつかメモってしまいました。アンパンマンのくだりではカフェにいることも忘れて吹き出すかと思ったし、時々荒ぶる文章には「先生、落ち着いてください」と苦笑いしながら、最後は短編2話で静かに締められているのがまた良い。坂木先生がお菓子で語る日本史本を出してくれるのはいつですか。
読了日:02月09日 著者:坂木 司
年収90万円でハッピーライフ (ちくま文庫)の感想
そんなに昇給を目指さなきゃいけないのかな?転職した方がいいのかな?とモヤモヤしたところに読んで、始終わかるわ〜ってなった。幸い平均並には給料があって、今の仕事が好きだし、ミニマリスト目指してこの方ほどじゃないけど隠居生活につま先つっこんでいる私は、このままミニマルに暮らして余ったお給料には投資で働いておいてもらえばいっか!と思えました。こんな徹底してる方でも不調に気づけなかったり、無意識に損得感情で動いてしまったりすることに驚く反面安心もした。定期的に自分を振り返りたい。
読了日:02月14日 著者:大原 扁理
アフターデジタル オフラインのない時代に生き残るの感想
確かにこういうオンラインとオフラインの境目がなくなっていくんだろう、そして日本は遅れをとってるんだろう、というのはわかるんだけど、本としては妙に目が滑る…。そして中国のようには広がっていかないんだろうなぁというのもある。日本は良くも悪くも、システムに評価されなくても行儀が良いし、便利な変化よりも不便な不変が好きだし、高齢者を取りこぼさないように普及させるのは無理難題に思える。
読了日:02月27日 著者:藤井 保文,尾原 和啓
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