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銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫)の感想
知り合い2人に読んでいないことを轟々言われたので読み始めてみました。言葉選びが上手いなぁと思う。登場人物は多いし、説明の横入りも多いんだけど、それが読みやすいので自然と登場人物の情報がしっかり浸透してくれる。これは小説でこそ面白い作品だなぁ。
読了日:09月04日 著者:田中 芳樹
男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。 (2) ―Time to Play― (下) (電撃文庫)の感想
下巻も相変わらず業界話でいつ首を締められるのやら…と思いつつ読み始めましたが、普段はなかなか聞けないお金の話も出てきていつの間にか業界話に夢中。時折首絞めへの伏線かな?と思うところもありましたが、首絞めからの展開はまさに怒涛。最後の「占められている」で〆るのがまた良い。そして、この作品が次も続くとどういう展開になるんだろう?と思わずにいられないto be continuedでした。
読了日:09月07日 著者:時雨沢 恵一
銀河英雄伝説 (2) 野望篇 長篇スペース・オペラ (トクマ・ノベルズ)の感想
とりあえず読んで第一声が「え、その人こんな序盤で死んでいいの?」でした。振り返ってみればこの1冊ではラインハルトとヤンがまったく交わらなく終わってたり、スペースオペラなのにトマホークで白兵戦があったり、まるでナチスのような粛清という名の殺害があったり、いろいろあったはずなのにラストが衝撃的過ぎた。ラインハルトがキルヒアイスの助言をツッパネたあたりで嫌な予感はしていたけど早すぎる…。
読了日:09月19日 著者:田中 芳樹
わたしのウチには、なんにもない。 「物を捨てたい病」を発症し、今現在に至りますの感想
捨てられない家族もいて、防災備蓄もあって、ひとりよがりにならずにミニマリストを目指していることがよく分かる本でした。ミニマリストの人はよく「汚部屋出身」って言うけど、この人は他人の捨てられない物で溢れた部屋が自分の部屋だったので本当の汚部屋出身ではないと思う。自分の物を捨てることすら家族に文句を言われ、逆に頑なにさせるってわかりすぎる。私も実家暮らしだったときは「部屋を片付けろ、汚い」って言われるのに、まとめたゴミを開封されて逐一チェックをされてすごく嫌だった。
読了日:09月22日 著者:ゆるりまい
大正箱娘 怪人カシオペイヤ (講談社タイガ)の感想
怪人カシオペイアが急接近しつつ、いよいよ箱娘の謎にも迫りそう~というところで終わってしまい、あっという間の1冊でした。大正という時代らしい人種や身分、性別の差別も折り込まれていて、一方で「東京府と呼ばれていた」とただの大正時代とも違ってしまったという示唆でいい世界観が出てると思う。今回うららの出番は少ないけど、重要なポイントで出てくるし、紺にちょっと甘すぎなところがまた良い。
読了日:09月24日 著者:紅玉 いづき
わたしのウチには、なんにもない。2 なくても暮していけるんですの感想
わかる〜〜!と思いながら読みました。物の住所をはっきりさせるって意外と難しいし、無意識に「こうじゃなきゃいけない」と思い込んでるものが多くて、それをどれだけ自覚して考えることができるかが大事。頭は柔らかくしたい。会社の研修でも近いことを言っていたことを思い出した。「洗濯機売り場に来る客は洗濯機が欲しいんじゃない、汚れた衣類をキレイにしたいという目的が果たせれば洗濯機である必要はないのに客は『洗濯機が欲しい』としか言わない。そこに隠れたニーズがあると気付けるかどうか」とかなんとか。
読了日:09月28日 著者:ゆるりまい
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